こんにちは、COTECHI です。
私たちは、生活する中で、仕事や学習、パブリックにおいて、プライベートにおいて、大きい小さいの違いはありつつも、様々な場面、局面で決断をしなければなりませんね。
一つの決断で、大きく進路や人生も変わってくることがあります。これは、ブログビジネスにも大きく響いてきますよね。
そうそう・・重要な局面において、迅速に、適切な決断ができる人もいれば、なかなか決断できずに、ここぞというチャンスを逃してしまう人もいます。
本投稿記事では、「決断力がある」と言われる人の特徴、日々の生活の中で決断力を高めるための方法、そして、さらに、諦めることの真の意味についても紹介します。
もくじ
決断力と判断力、そして諦める(明らめる)力
「行動の早さ」は、「決断の速さ」「意思決定の強さ」につながってきます。
例えば、1つの場所で、諦めずにずっと頑張る人がいます。
日本では昔から「一所懸命」とも言い、そういう粘る精神は讃えられる風潮がありました。
しかし、見込みがないなと感じた時は、諦めた方が良い場合も多々あると思うのです。
釣りと一緒で、釣れない場合なら、それは、「魚がいるのに釣れない」か「そもそも魚がいないから釣れない」か、考えられる仮説は2つしかありません。
魚がいるのに釣れないとすれば、エサが悪いか、技術が悪いか、仕掛けが悪いか。
エサが悪いと判断される場合は、一通り餌を変えたり、仕掛けを変えてみて、それでも駄目だったら、そこには、魚がいないと考えて、さっさと移動しなければなりません。
重要な局面において、迅速に適切な決断ができる人もいれば、なかなか決断できずにいて、目の前のチャンスを逃してしまう人、時間を無駄に浪費してしまう人もいます。
決断力、判断力とは、いったいどんな力か・・
決断力とは、どのような意味の言葉なのでしょうか。判断力との違いも考えて、確認してみましょう。
「決断力」とは、「自分の進むべき道、選ぶべき方法を、自分自身の意志をもって、はっきりと決められる能力」を表す言葉であり、そこには、「適切」とか「正しく」ということは、関係してきません。
「決断力のある人」「決断力を発揮して」のように使います。
「決断」という言葉には、何かの事柄を決定するにあたり、「自分の中で、確固たる思いと根拠を持って進めている」というニュアンスが強く含まれています。
その根拠が、たとえ勘や想像によるものであったとしても、自分自身の中から生まれたモノであれば、自分で物事をしっかりと決定する「立派な根拠・理由」となるのでしょう。
「決断する」という行動は、考え方や見方を変えれば、その時に自分が、最も優先して選択したもの以外は「切り捨てる」という意味になります。
「選ぶ」「選ばない」・・双方に何らかのリスクがあるため、それに伴うリスクが大きいほど、決断には「大きな覚悟」、つまり「責任をとる覚悟」が必要となります。
それは、ただなんとなく選択したり、周りの人の考えに流されて決定したり、行動する状態は、「決断力を発揮している」とはいえません。
「決定すること」ということに悩んだり、迷ったりした際、それでも、自分で責任を持って、最終的に物事を自分自身で決められる能力が決断力です。
「決断力」と似たような意味の言葉に、「判断力」という言葉があります。
何かの事柄を「決める能力」である点においては、「決断力」と「判断力」は、同じような意味を持つ言葉ですが、決断力が「ある事象に対して、主体的に決定する能力」であるのに対し、判断力は、「客観的に決定する能力」であり、決めるための根拠が異なってきます。
周りの様々な状況を鑑みて、主観にとらわれない、客観的な根拠を重視して、物事を評価できる能力が「判断力」です。
そして、さらに、「決断力」とは、自分の未来に関する事柄に対して決定する力を指す一方、「判断力」は、ある事象や対象に対して評価をする力であるため、決定する対象は「現在」なのが異なるのです。
切り替える勇気、諦める力と決断力
仕事の営業で考えてみると、ある店に出向いて、自分は、あまりその店主に、気に入られていないようだと捉え、契約が取れなかったと仮定しましょう。
「よし、ダメでも何回も通って、交渉してみよう」というような努力や根性論も立派なことです。
しかし、実際は、店主の様子を観察して、先が難しそうだと判断したら、違う交渉先へ早く行った方がより合理的な方法で、新規開拓数も増やせるとも考えられます。
そういう意味の諦めは、早い方が良いと思うのです。
諦めが悪い人は、成功するまで粘り強く頑張る傾向がありますが、見方によっては、出遅れる事と等しいと考えることもできるのです。
1か所につぎ込んだ時間とエネルギーを他に振り分けていたら、もっと簡単に、別の契約が取れているかも知れないのに、粘ったあげく駄目だったら目も当てられません。
本人は、沢山仕事をしたつもりでも、それはじっととその場で動かなかったのと同じです。
結果を出すためには、「うん、ここは止めちゃおう」と、素早く切り替える勇気も必要です。
仕事は、修行ではないのです。
決断力がある人の3つの考え方 - 3 ways of thinking -
「決断できない」というのは、「誤った決断をしてしまうかもしれないことを恐れる」という気持ちの表れでもあります。
反面、「決断力がある人」は、数多くのポジティブな特徴を持っています。
「決断力を高めていく」ために心得ておきたい、象徴的な特徴を押さえて、正しい決断だと考えて、自信を持って、物事を進めていけるようになるための「決断の行程」を理解することが大事です。
1way: 一番根本的な重要な問題に目を向けることができる
決断とは、目の前の問題や課題に対してどのように対応するかと、判断して、決めることです。
したがって、最初に、「何が一番根本的な問題なのか」の特定をする力が必要なのです。
多くは、この段階でつまずく人が多いのです。
例えば仕事の場面で、「電話で、お客様からの問い合わせや苦情が多く、とても今の人員では、対応できない」という問題があった場合、「対応できない」という目に見えている状況を問題と捉え、「電話の対応ができる人の数を増やそう」となった場合、大きく目を向ける方向が間違っていると思いませんか?
「そもそも、なぜ、そんなに多くの問い合わせが来てしまうのか」と、問題の本質に目を向けなければ、根本的な解決につながりませんね。
目の前の課題に対処するという方法では、一見問題が解決したようにみえても、結果的に、対応する手間や人件費等のコストが増えてしまって、効率が悪く、合理的でなってしまうことも起こりえます。
問題の本質を捉えることができるようになるには、「論理的思考力」を鍛えることが有効です。
2way: 諦める(明らめる)力の意識化
「諦める」には、自分にとって「本当に大事なものを明らかにする(諦める =明らめる)」という意味があります。
「諦める(明らめる)」という言葉をもっとポジティブにとらえましょう。
「やめる」という意味の「諦める」ではなく、「選び直す」「修正する」というように、さらに成長するための「ポジティブな諦める」という考え方です。
「諦める」とは、「自分の才能や能力、置かれた状況などを明らかにしてよく理解し、今、この瞬間にある自分の姿を悟ること」です。
「自分の人生の目的は、諦めてはならないが、その手段は、常に考え直し続ける」ということです。
仕事は、修行ではないのです。1つ諦めたからといって全てが台無しにはなりません。
1か所で粘るより、自分のサービスや商品、スキルを求めてくれる場を探す方が結果に繋がる事は、多いのです。素早く行動するためには、見極めが必要です。
例えば、自分の今の技術じゃこの契約は取れないかもしれない。
だったら、上司に頼もうか、それとも自分がもう少し押したら取れるのか。
条件を変えていけばいいのか、ターゲットを変えればいいのか。
瞬時に状況や自分の持ち味を分析して、適切に対応する必要があります。
ただ、周りの人と同じ事をするのではなく、自分なりの視点を持つ事がとても大切です。
皆がやっている事を、自分がやっても成功するとは限らないのです。
まずは、行動、その結果、うまくいかないなと感じたら、すぐに原因を分析して、柔軟にスイッチを切り替えていく事もとっても大切なことだと思うのです。
じっとしていても腐るだけですし、これも大切な決断なのです。
3way: 失敗から何かを学び取ろうとする姿勢を持ち、失敗を恐れない
「決断力のある人」であっても、常に正しい選択ができるとは限りません。
しかし、失敗を過度に恐れないため、結果がどうであれ、はっきりと自分で決定できます。
決断する能力というのは、いつも最善、もしくは、良好な結果へ導いてくれる能力ではなく、あくまでも、自分自身の力で意思決定ができる能力を指すのです。
失敗をすることになっても、自分自身で責任を負えるからこそ、失敗を恐れずに決定を下せるのです。
また、失敗を糧に成長していけることも、「決断力がある人」の大きな特徴だともいえます。
失敗であっても、そこから、何かを学び取ろうとする姿勢を持っているため、たとえ、失敗したとしてもポジティブ思考を保つことができます。
一方で、「失敗を恐れる人」は、常に完璧な結果を求めるようになり、目の前の事象に対して、決定することに対して、慎重になりがちです。
恐れたり、迷ったりしすぎると、自分の考えに「迷い」が生じ、そうなると、なかなか決断を下せないということにもなります。
Success is not final, failure is not fatal: it is the courage to continue that counts.Winston Churchill「成功があがりでもなければ、失敗が終わりでもない。肝心なのは、続ける勇気である(ウィンストン・チャーチル)」
最後に…よりよい未来を求めて
これから先、人工知能なども含めて、様々な選択肢を提供してくれるツールが出てくるかもしれません。
しかし、最終的な意思決定というのは、人間にしかできない能力であり、決断力というのは、これからの未来においても、絶対的に必要な能力になってくることは、間違いありません。
「なかなか決断できず、ついつい先送りにしがち」という方は、ある意味、決断するゲームととらえて楽しみながら、自分の意思で決断する習慣や癖をつけることができるよう、意識して生活していきましょう。
自分が本当にやり遂げたいことは何か、そのためなら手段や方法は変わってもいい。
やめるとか諦めるということにマイナスイメージがありすぎて、縛られてしまっている人もけっこういると思います。目的を見失わないように、決断していきます!